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社会福祉法人すこやか福祉会

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スタッフブログ

VR認知症体験学習会を実施しました

2024年2月29日 更新

令和6年2月7日(水)千住介護福祉専門学校教室にて、協議会介護教育委員会によるVR認知症体験学習会を実施しました。

千住介護福祉専門学校が導入したVR機器による認知症体験を実際に体験し、職員教育へのVR機器活用を検討しました。

 

導入したVR映像は1つ2~3分の長さで以下の3つがあります。これらのVR映像は「VR認知症」という、(株)シルバーウッドのプロジェクトで制作されました。

〇「わたしはどうするのですか?」

ビルから落ちてしまうかもしれない状況で、周囲の人たちは笑って、一歩踏み出すことを勧めてきます。認知症の中核症状の1つ、空間認知障害の体験です。認知症は単なる記憶障害だけでは無いことを体験することができます。

〇「レビー小体病幻視編」

レビー小体病当事者の方が原作・監修されました。レビー小体型認知症の特徴である「幻視」の世界を体験します。

〇「ここはどこですか?」

電車に乗っていて、乗換駅が分からなくなった主人公の目線で始まります。認知症があっても無くても誰もが一度は経験がありそうな「困った体験」から認知症に対する偏見に気づきます。

 

これらの映像体験のあとにワークを通してさらに学びを深めます。

 

VR体験をした委員からは、

認知症の方への今までの支援を振り返る事が出来た、

認知症の方に良い声掛けを行っていると、勘違いしている部分もある事に気づき、認知症の知識がある、と自負していても、実際の認知症の方の世界に入ることの体験を通して、まだまだ分かっていなかった部分や、安心する声掛け、接遇など学ぶことが出来るきっかけになる、

と意見がありました。

認知症に関わる職員には全員体験してもらい、学んでもらいたい内容でした。

また、その他障害の疑似体験の活用にも期待できます。

開催方法や研修費用など検討し、来年度に何かしらの形で開催を検討していきます。